Brooklyn DAC+ - FAQ
PCMフィルタの変更方法
初期値はMQA DecoderがENBL(Enable)になっており,MQAがデコード可能になっております。このときPCMフィルタはMQA規格に従って1つのフィルタのみが固定使用されるようになり,PCMフィルタが選択できない状態になります。PCMフィルタを使用したい場合は,MQA DecoderをDSBL(Disable)に設定してから行ってください。
RCA/XLR出力端子の出力レベルについて
仕様は下記となっております。
- 出力レベル(Vrms):(XLR)9.75Vrms,(RCA)4.88Vrms
- 出力レベル(dBu):(XLR)22dBu,(RCA)16dBu
- 出力インピーダンス:(XLR)75Ω,(RCA)75Ω
接続するアンプの耐入力仕様がこれらを下回ると,音割れしたような状態となる場合があります。その際には,フロントパネルあるいはMytek Control Panelより,「Trim/Gain」設定値を調整してください。
Mytek Control Panelで一部の操作メニューが表示されない
Mytek Control Panelで操作メニューが表示されない場合,Mytek Control Panelのウィンドウを最大化するか,次の画像のように操作を行ってください。
参考
【Windows 10】ドライバーインストール直後にシステムサウンドが再生されない場合について
現在のMytek Digital製品向けUSB Audioドライバーは,Windows10と完全な互換性がありますが,インストール直後にシステムサウンドが再生されない状況となる場合があります。※Jriver,Foobar2000といった再生ソフトウェアがデバイスを直接制御するタイプのアプリケーションでは該当しません。
次の手順で解消されます。
1.タスクバーに表示されるスピーカーのアイコンなどから、「サウンド」 -> 「再生」タブ -> 一覧に表示される中にある,Mytek Digital 製品のプロパティを表示します。
2.「詳細」タブに移動します。
「既定の形式」という項目に、ビット数とサンプリングレートを選択するプルダウンメニューがあります。この値を一度別のものに変更し、「適用」ボタンを押し,そのあと更に元の周波数(あるいは実際に使用したい周波数)を選択して,「適用」を押します。つまり、既定とは別の値に一度変更したあと,さらに別の設定に変更するという手順になります。
例:”16ビット,44100 Hz” -> “16ビット,88200 Hz” -> ”16ビット,44100 Hz”
以上の手順で症状が改善しない場合,ドライバーファイルを一度アンインストールし,再インストールすることをお試し下さい。
ヘッドホン出力の推奨インピーダンスについて
推奨範囲は 32~300Ω となっております。
しかしながら,例えば必ずしも32Ω以下のものが使用できないというわけではなく,極端にボリュームを絞るなどではなく試聴音量として適切なボリューム値で使う限りにおいては問題ない場合も多くございます。ご購入前にこれらに不安がある際には,お取扱店のデモ機などで事前にご確認いただくことをおすすめいたします。
ユーザー登録時に記入するシリアルナンバーについて
ユーザー登録ページで記入するシリアルナンバーは,次のものを使用して下さい。
- 筐体底部などに貼り付けてあるシールに記載のSerial Number
通常,筐体シール記載のシリアルナンバーと,外箱シールに記載のシリアルナンバーは同一です。Mytek Control Panel上で表示されるSerial Numberは該当いたしませんので,記入しないようにして下さい。
バランスヘッドホンアダプターの取扱はありますか?
詳しくは次の内容をご参照下さい。
バランスヘッドホン用ケーブルのピンアサイン
メーカーより提供されている仕様書をご参照下さい。
https://mytekdigital.com/download_library/manuals/Mytek_Balanced_Headphone_Adapter_Wiring.pdf
XLR端子の極性について
XLR入出力端子はいずれも2番HOTとなります。
DAC製品は設定でHOTとCOLDを入れ替えることが出来ます。詳しくは製品マニュアル及び,フロントパネルメニューあるいはMytek Control Panel上の「Pos」をご確認下さい。
1番: GND
2番: HOT(+)
3番: COLD(-)
外部DC/バッテリ電源用入力端子の仕様ならびに注意事項
使用可能なDCプラグの仕様は次のとおりです。その他詳しい仕様は製品情報ページ並びにマニュアルに記載がありますので,ご参照ください。
- 外径:5.5mm
- 内径:2.5mm
良質なDC電源を使用すると,基本的には深いベースとサウンドステージ向上が得られる可能性がありますが,DC電源を使用する目的がそのような音質向上を狙うものである場合,内蔵電源(30W)の数倍以上の電源容量を持ち,かつローノイズのものを使用しなければ,効果が得られない場合があります。
また,本オプションの使用は専門知識を有した上級者(音楽制作スタジオ常駐の専任電子/電気工学エンジニアなど)向けの機能となります。代理店で既成の推奨品などをご案内することはなく,外部電源のご利用にあたり発生した一切の不具合や損害については保証対象外となりますのでご注意ください。